アメリカの有名なカーバーJim Linnellさんの著書。
アメリカ各地で彫られているカービングのスタイルを説明しています。
それぞれの参考パターンも付いて、参考になる1冊だと思います。
以下、簡単に一部分抜粋してみました。
ぜひ原本をご覧になり、説明文を読んで頂き、各スタイルのカービング見本と見比べると理解しやすいと思います。
ご購入希望の方はJimさんのサイトでお申し込みください。
テキサススタイルカービング
カモフラージは多くは使われず、ペアシェダーとベベラは普通はスムースを使います。
他のスタイルに比べバックグラウンドはマティング(Mの刻印)かチェック(Aの刻印)が使われています。
アリゾナスタイルカービング
このデザインは常に花が各デザインの中心で他のすべての要素は二次的になっています。
花の茎はより広く、花また葉はのすぐ下にミュールフットを使用することに続き、多くの場合、シーダーまたはベンナーを効果的に使っています。
カリフォルニアスタイルカービング
このスタイルは他の地方の特徴がいくつかみられます。これは他の地方のカービングがカリフォルニアスタイルの影響を受けているからです。小さな葉が多用されますが、ペアシェダーとスーベルカットを使用するのではなく、ベンナーを使用します。
ノースウエストスタイル
デザイン的には曲がりくねった流れがあるけれど、いつも円形に流れているわけではありません。多くの種類の花を使い中心は見せません。曲がりくねった花がこのスタイルの特徴と言えます。
シェリダンスタイル
基本的な流れは円形で構成されています。花の中心はシードでは無く、フラワーセンターが用いられ、陰影にはペアシェダーよりもサムプリントが使われています。このスタイルの発展により、図案はより小さく密集した様になり、小さい工具が必要になりました。